Homebrewのインストールと使い方

FJORD BOOT CAMPのプラクティスの一つである黒い画面入門の中で、Homebrewに関する解説があります。HomebrewはMac用のパッケージマネージャーです。Homebrewを使うことによって便利なコマンドやソフトウェアをインストールすることができ、さらにインストールされたソフトの依存関係まで管理してくれるようになります。

このHomebrewについてすでに多くの記事が存在するのですが、自分の備忘録も兼ねてまとめていきたいと思います。

【目次】

インストール方法

Homebrewの公式ページを参照しながら進めていきます。

Homebrewをインストールするために必要な要件が以下のように記載されています。(2019年1月11日時点)

  • An 64-bit Intel CPU
  • macOS 10.12 or higher
  • Command Line Tools (CLT) for Xcode: xcode-select --install, developer.apple.com/downloads or Xcode
  • A Bourne-compatible shell for installation (e.g. bash or zsh)

Homebrewの利用にはXcodeが必要になるようです。 App StoreからXcodeをインストールしましょう。 インストールが終了したらTerminalで以下のコードを実行します。

xcode-select --install

これでHomebrewのインストールに必要なソフトがインストールされたので、次はHomebrewをインストールします。 公式サイトに記載されているスクリプトをTerminalにコピペすれば完了です。

/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

これでHomebrewのインストールが完了しました。 HomebrewをインストールしたことでHomebrewのコマンドが利用できるようになります。

Homebrewのコマンド

ドキュメントに詳細が記載されていますが、使用頻度の高そうなコマンドをまとめておきます。

パッケージの検索

$ brew search <text>

<text>の部分はその文字を含むパッケージを検索します。正規表現による検索も可能。

パッケージのインストール

$ brew install (パッケージ名)

パッケージのアンインストール

$ brew uninstall (パッケージ名)

インストール済みパッケージの表示

$ brew list

インストール済みのパッケージの一斉更新

$ brew update

treeをインストールしてみる

実際にパッケージをインストールしてみます。 treeと呼ばれるパッケージをインストールしてみましょう。 brew searchでtreeを検索します。

treeという文字を含んだパッケージの一覧が表示されました。 この中からtreeをインストールします。

インストールが完了しました。

brew listで確認します。

きちんとインストールされているのが確認できます。

treeはディレクトリ配下のファイル構造をツリー上に表示するパッケージのようですね。